安心の水道水・水質管理(硬度)

水道局の水質管理

東京都水道局の水質管理として、水道(上水道)事業について定められた水道法に基づいた水質基準に適合するよう浄水処理がなされています。また水道管が古くなると、そこを通った水は水質が悪くなります。そこで、水源から蛇口に到達するまでにも、きめ細かな水質管理が行なわれています。

関東地方全域の水源も、約40箇所の地点で、月一回の検査して、水質と支流の様子を監視しています。さらに、定期的に水質試験車を使って、パトロールを行って、水源河川の実態把握と水質異常の早期発見のために水質測定されています。

浄水場においては、原水の水質と浄水処理の各工程の中で水質検査して、それぞれの水質に応じた浄水処理を施して、水質基準に適合した安全な水道水をお届けしています。自動水質計器や魚を用いた検知用水槽を使い、常に水質の管理を行なっています。水源から浄水場での水質管理とともに、都内131箇所に設置されている給水栓や蛇口においても、残留塩素などについても常時監視・精密検査されて、水道水の安全性を担保しています。

都民も参加

また、東京都水道局では高度浄水処理の導入に伴って、「水道水質モニター」を募集して、安全でおいしい水プロジェクトを進めていく上で、都民の方々に自宅の水道水の水質を簡易測定してもらって、水道の水質を実感してもらっています。

水道水質モニターの内容として、自宅の水道水の水質を簡易水質測定キットで測定していただき、実際に確認してもらいます。各モニターが測定した水質測定結果を水道局のホームページで一般公開しています。

これ以外にも、東京水道局では、水質検査の適正化や透明性を図る目的で「水質検査計画」がつくられており、水道の水質検査について、水道を利用される方々に分かりやすく説明しています。

水の硬度について

「水の硬度」は、水の中に含まれるミネラル類のうち、カルシウムとマグネシウムの合計含有量の指標で、炭酸カルシウム(CaCO3)に換算して数値化しています。単位は「mg/L,ppm」で表されます。カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多量である水を硬水、少ないものを軟水と呼びます。欧米と比べて、地中での滞留時間や河川延長が短い日本の場合、硬度は低めで飲みやすい水になっています。

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